本年度五回目のオープンキャンパスは去る8月22日に開催され、生徒さんや保護者の方々が状況を厭わず来校して下さいました。万全の感染対策を実施しつつ、午前中は、学科の学習内容、推薦入試や総合型選抜入試、取得可能な諸資格、就職状況そしてキャンパスライフ等について、教員あるいは学生と談話に花を咲かせました。
午後からは学科の説明と二種の体験学習が行われました。学科の説明では、教育方針、獲得される力量、就職先について判りやすく解説しました。
続く体験学習の一コマ目は佐々木亨教授による「浦島太郎あれこれ」です。昔話として周知の「浦島太郎」が、実は一つの話形としてではなく複数存在する一例として、『万葉集』に掲載される浦島子(うらのしまこ)に遡って探求してみました。
二コマ目は田子孝仁准教授による「日本語教師への道」です。本学科を卒業してどのような就職先が想定されるかをシミュレーションして、そのうちの一つとして日本語教師を位置付け、今後の日本語教師資格取得における展望を予測しました。続いて一昨年(ここ二年間はコロナにより中止)来日した香港城市大学留学生に対する本学実習生の授業内容、及び文化交流の一端を紹介しました。日本文化と日本語を楽しく伝えた時間を追体験してみました。