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☆☆☆ 古いものに眠るストーリーを発掘しよう ☆☆☆

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教員紹介(五十音順)


 氏  名 大久保 徹也(オオクボ テツヤ)
 職  名 教授
 自己紹介
(研究分野)
 大きくいえば研究分野は日本考古学。考古資料の保存と活用を考えるうちに文化財保護の制度史的研究にも手を広げてしまった。それゆえ、今は二つの異なる研究テーマを追求中。一つは日本列島における古代国家形成過程の追求。少なくとも弥生時代後半段階から飛鳥時代までの長期的な社会変動を追跡する必要がありこのためには考古資料の分析は欠かせない。とくに墓制と物流システムの変遷を観察することが重要な手がかりだと考えている。もう一息でとりあえずの一段落がつきうそうな予感がある。もう一つのテーマは近代文化財保護制度史。こちらはむしろ近現代史研究のジャンルで考古学とは離れるが、追求していくと日本近現代社会の基本的性格と向き合わざるを得ないことを実感している。だからすごく惹かれてしまう。 
 研究論文題目
(主なもの)
  • 「記念物指定制度の90年」
  • 「四国・山陰・山陽 −大形前方後円墳の築造動向から−」
  • 「古墳文化の地域的諸相 −四国−」
 担当科目
(主なもの)
考古学概論
考古資料の分析B
文化財学概論B
 受験生・
学生への
メッセージ
 考古学の醍醐味は自ら実際の資料を探し求め観察して分析することにある。そしてそこから何ごとかを発見することが大きな喜びにつながる。
 講義・実習の役割資料の探求と観察、そして分析の進め方について「ヒント」を示すことだ。「ヒント」を参考に「実践」して初めて意味がある。各科目に真面目に取り組むことは大切だが、それだけで満足したら、醍醐味を味わう境地に行き着くことは難しいだろう。そこから出発してどこまで「実践」することができるか?大学生活の間に積極性を奮い起こして考古学研究の醍醐味を実感してほしい。この経験は今後の人生の様々な局面で活かせる筈だ。

 氏  名 清水 真一(シミズ シンイチ)
 職  名 教授・文学研究科長
 自己紹介
(研究分野)
 専門は日本建築史です。古建築や町並みの歴史的・社会的背景、関わった人々の営み、建築的特徴と地域の個性などを明らかにする学問分野です。扱う資料は現存建築、発掘遺構、絵図、古文書など多岐にわたります。造営時にとどまらず、今日まで伝えられてきたその後の歩みにも関心を抱いています。
 このような研究を通じて文化財的な価値を明らかにした上で、保存と活用に向けた計画の策定や修理事業への助言など、各地の自治体や市民団体等への連携・協力を進めることで、文化遺産を地域の活性化やまちづくりに活かすことを目指しています。  
 研究論文題目
(主なもの)
  • 『徳島県の近代和風建築』
  • 「出羽島の民家と建造物」『牟岐町出羽島伝統的建造物群保存対策調査報告書』
  • 「ベトナム木造建築の特徴と外来様式の影響」『考古遺物等を通じたベトナム木造建築様式の形成過程に関する研究 論集』
 担当科目
(主なもの)
日本建築史T・U
文化財学概論A
歴史資産保護論A
 受験生・
学生への
メッセージ
 寺院や神社の建築、城と御殿、武家住宅と茶室、商家や農家の建築、産業遺産と土木遺産、集落と町並みなど建築史の対象は多岐にわたります。現地調査や文献・古絵図などの資料によって往時の姿や使われ方、造られた背景などを明らかにすることで、人の営みや社会の姿が浮かんできます。見たい、知りたい、調べたいという好奇心こそが学びの原動力です。

 氏  名 濱田 宣(ハマダ アキラ)
 職  名 教授・文学部長
 自己紹介
(研究分野)
 専門分野は仏教美術史です。今から約2000年前にインドで誕生した仏像は、仏教とともにアジア諸地域において展開し、各地域固有の歴史・風土を反映して造形されました。わが国へは6世紀代に伝来し、常に大陸の影響を受けながら独自の展開をみせました。仏像は先人たちの生きた証であるとも言えるため、その変遷を考察することが、その時代を知る糸口ともなります。私は、地方寺院が所蔵する仏像を悉皆調査し、記録保存するとともに、それらの歴史資料的評価を通じて寺院や地域の歴史や文化を紐解いていくことを目指しています。 
 研究論文題目
(主なもの)
  • 『西國寺調査研究報告書』第1号〜13号
  • 「浄土寺の仏像彫刻―その全貌について」
  • 「福盛寺の寺宝」・「弘法大師行状曼荼羅図」ほか
 担当科目
(主なもの)
東洋美術史
日本美術史
博物館実習T・U
 受験生・
学生への
メッセージ
 学業を充実させることなくして、大学に進学する意味はないでしょう。大学生として、主体的に学業の目標を見つける努力をして、見つけたら積極的に励む努力をしてください。
 「大学は、学問を行う場である」ことを自覚し、時間に関して貪欲になることが大切です年間は長いようで、あっという間に過ぎていきます。問いかけて学ぶ、学んで問いかける、この繰り返しが学問を行うことです。私達教員は、そういった学生の学びを懇切にサポートします。

 氏  名 古田 昇(フルタ ノボル)
 職  名 教授・学科長
 自己紹介
(研究分野)
 地理学、中でも自然環境の歴史的変化と人々の営みを研究する環境歴史学を、GIS(地理情報システム)を活用して研究しています。 最近は、国土交通省のプロジェクトによる四国の主な河川の治水地形分類図や、明治以降の土地利用の変化と災害被災状況を「見える化」したマップ作成の助言・指導を行っています。 また、学生の皆さんと一緒に現地を歩きながら、四国内外の地域調査をしています。  
 研究論文題目
(主なもの)
  • 「2011年風水害によるため池決壊と下流への影響」
  • 「自然災害と地理学―GISを用いた古地図、空中写真、災害履歴の活用」
  • 「地形環境からみた水災害被災実績のGIS分析」
 担当科目
(主なもの)
環境歴史学概論
自然地理学
地域環境学
 受験生・
学生への
メッセージ
 中高で学んでこられた地理とちがって大学の地理学は、地図や資料の分析や現地調査を通して、自然と人間とのかかわりの歴史を明らかにする学問です。 暗記科目ではない地理学のおもしろさ、奥深さをいっしょに学びましょう。高校で地理を履修していなくても問題ありません。 先人の創意工夫を知り、知恵に学び、現在そして未来に生かしましょう。

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