夏期英語集中セミナー、2日目のレポートです。
午前中はホテル、レストランといった状況を設定し、
客とコンシェルジェ、またはウェイターといった役割で
会話の練習を行いました。ホテルの場合は周辺の見どころの
説明、ウェイターの場合はメニューに載っている食べ物の
説明などがカギになってきます。近年、四国への外国人旅行者は
増える一方ですので、コミュニケーションにも役立つ貴重な研修だったのでは
ないでしょうか。
そして午後からは、「英語で和三盆づくり」を体験しました。
まず和三盆の先生にその文化的背景について英語でご説明
頂き、そのあとすぐに香川特産、最高の和三盆粉を使った
お菓子作りに挑戦!何の変哲もない砂糖の粉が、色水と
鋳型(mould)の力を借りて美しいお菓子に変わっていく様子は
感動的ですらありました。
最後には、一緒に参加したネイティブ・スピーカー講師から
「観光客」として英語で質問してもらい、それに答えるという
練習をしました。これはちょっと難しい課題だったかも
しれませんね。でも和三盆の面白さを体験するだけでなく、
その素晴らしさを英語で伝える、これがやはり大切です。
近年、和三盆の鋳型を作る職人さんがご高齢のためつぎつぎ引退され、
後継者もなかなか育たないようです。移りゆく四季をその時々の和菓子で
愛でる美しい伝統を、どうか守り続けていって欲しいと願わずにはいられません。
(2019/08/06)